市議会通信

9月議会・一般質問を行いました。

    令和2年第3回定例会(9月議会)において一般質問を行いましたので、質問の概要と答弁について報告します。

    加齢性難聴について

    加齢性難聴については、早期からの補聴器使用が認知症予防に有効であるという研究が進んでいるので、補聴器使用を広げるために市独自の補聴器購入助成を求めました。市は、国や他市の状況を注視するとして補聴器購入助成を行わない考えを示しました。

    ヒアリングループの周知及び携帯型のヒアリングループの公民館やコミュニティセンターへの配置を求めました。市は、市のホームページや高齢者が利用する施設での周知を行うとともに、公民館での高齢者向け主催講座にヒアリングループを試験的に配置し、需要と効果を検証し、公民館とコミュニティセンターの配置の方向性について検討すると回答しました。

    公立保育所の民営化について

    公立保育所の老朽化が進み、建て替えの必要があることから20か所の民営化の計画が出ているが、昨年の民営化の失敗に学び、公立保育所は公立として建て替えるべきであると求めました。市は、公立保育所の存在意義として、保育に関するノウハウの蓄積を共有すること、高い専門性や豊かな経験を兼ね備えた保育士を育成する場として極めて重要な役割を果たしていると答えましたが、民営化の実施を推進する考えが示されました。

    保育所のコロナ対策について

    新型コロナウイルス感染拡大防止のために、保育所にも消毒や掃除を行う専門スタッフを配置するよう、また、3密を避けるためにゆとりある面積基準や配置基準に見直すべきであると求めました。市は、感染拡大防止対策に従事することが保育士の負担になっていることは認識しているが、専門スタッフの配置は難しい。人員増についても、保育士の確保が困難であるため保育士の加配は難しいとの回答でした。

    子どもルームについて

    子どもルームの指導員の処遇改善と保育の質の確保のための体制づくりについて質しました。市は、社協の指導員の給与は本年4月に増額をしたばかりで改善は難しいが、指導員の働く環境については必要に応じて改善を図っていく。現場職員のニーズを踏まえた研修を実施し、保育の質の向上を図っていくと答えました。