市議会通信

「議案賛成討論原稿の議員提供問題」に関する申し入れを行いました

    日本共産党千葉市議団は、4月10日市長と市議会議長あてに申し入れを行いました。

    3月27日付の朝日新聞によると、千葉市が提出した議案に議員が賛成意見を表明する賛成討論の原稿を、市側が作成し、議員に提供していたと報じられました。

    千葉市議会基本条例の第18条は、「議会は、議決、調査、検査その他の権限を行使することにより、市長等の政策の決定及び事務の執行が適正かつ効率的及び効果的に行われているかどうかを監視するとともに、その効果又は成果について評価し、必要と認めるときは、適切な措置を講ずるよう求めるものとする」とうたわれています。

    執行部の政策や執行を監視することが二元代表制の議会の役割であるにも関わらず、執行部から提供の原稿に基づいた議決の判断がなされてきたことは議員の役割であり、議案への賛成討論原稿の提供は行うべきではなく、執行部と議会の本来のあり方にするよう求めました。

    申し入れに対応した総務部長は、「議員への議案賛成討論原稿の提供について見直しを検討する」と答えました。

     

    市長あての申し入れ書を手渡す市議団

     

    市議会議長に申し入れ書を手渡す市議団