異次元の少子化対策として「こども誰でも通園制度」が創設され、千葉市でもモデル事業が7月から来年3月まで実施されます。公立保育所での実施は行わず、民間のみで実施をします。
この制度は生後6か月から満3歳未満の子どもを持つ就労していない保護者が時間単位で月10時間まで保育所等を利用できるというものですが、親の利便性が強調され、幼い子どもの受け入れや保育を軽く扱っているところに問題があります。
慣れない環境で、見知らぬ保育者に委ねられる子どもの負担は大きく、子どもの権利が軽視されているとともに、通常の保育でも低い基準の中で疲弊している保育現場の負担をさらに増やすことにつながりかねません。
今後、実施内容について確認をしていくとともに、実施後十分な検証が行われるよう注視していきます。
ネモフィラ(東京ドイツ村) 後援会員のMさんからの提供