あっちこっち報告

八王子学校給食センター元八王子を視察しました。

    5月8日、中村きみえ議員、のじま友介議員、あぐい初美議員の3人で八王子市の学校給食センター(愛称はちっこキッチン)を視察しました。八王子市は学校数109校(小学校70、中学校38、義務教育学校1)児童生徒数は、小学校25,200人、中学校12,800人で、給食は小学校が自校方式、中学校は自校方式等が少数ありますが、多くはセンター方式で実施をしており、中学校給食は2020年6月から提供が開始されました。

    現在は4つの給食センターがあり、今年10月に新たにもう1か所が開設されると一日12,000食を提供できるようになります。視察した元八王子のセンターは一日最大2,500食を提供できる設備を持っており、5月現在は1,800食を提供しています。

    視察の一番の目的は、給食センターで不登校の子どもに給食を提供している取り組みを調査することでした。給食センターが不登校の子どもの居場所や社会とのつながりの場になってほしいとの願いで2023年2月から中学生、2023年4月から小学生も対象にして無料の給食提供が始まり、昨年度は延べ892回の来所があったとのことです。予約なしでふらっと来ることができ、4つのセンターのどこを利用してもいいというのは不登校の子どもにとって利用のハードルが低く、食と結びついた居場所作りは不登校支援の新しい形だと感じました。

    八王子市の学校給食センターは市民対象にほぼ週1回試食会を開催しており、リピーターが多いとのことでした。その他、はちっこキッチンフェスタを開催して地場野菜の販売や食育関連の体験コーナーを実施したり、料理教室や講演会などを開催したりして地域に密着した食育の推進をしているのも素晴らしい取り組みで、多くのことを学べた視察となりました。