陸上自衛隊が導入するオスプレイV-22の木更津駐屯地への「暫定配備」が開始されてから3年半が経過しました。2024年1月現在の配備は14機で、残りは3機となります。米軍との合同を含め、全国での飛行訓練が続いてきました。この間もオスプレイの事故は全世界で繰り返し起こっています。昨年11月29日に鹿児島県の屋久島沖で米空軍のオスプレイが墜落した事故では、乗員8名が死亡する最大の惨事となっています。
オスプレイは開発段階から事故を多発させている「欠陥機」です。22年に5人が死亡したカリフォルニア州での墜落事故に関する米軍の報告書は、クラッチの不具合という構造的問題が事故をひきおこしたこと、不具合がなぜ起きるかは特定できないことを明らかにしました。根本的改善をしないまま飛行を継続させてきた米軍と日本政府の責任は重大です。アメリカでは市街地上空の飛行が禁じられているにもかかわらず、日本では自由に飛行させています。もし、市街地で墜落事故が発生したら、被害は恐るべきものになってしまうでしょう。
屋久島での墜落事故の後、いったんは飛行停止になったものの、事故原因の十分な説明がないまま3月には飛行を再開したことは、国民の安全をないがしろにするもので許せません。
署名宣伝行動にはもりた眞弓議員も参加し、訴えました。高校生が「ビラをください」と受け取りに来たり、署名にも応じてくれたりして若い方が関心を示してくれたのはうれしかったです。
日本のどこの空にもオスプレイはいりません。オスプレイの飛行停止と配備撤回を求め、引き続き署名に取り組んでいきます。