新米がおいしい時期になりましたが、今年はコメ不足の影響か5㎏3,000円を超えているものが多く、物価高騰が続いている上に、主食の米まで大幅値上がりではますます家計は苦しくなる ばかりです。
一時は店頭からお米がなくなり、お米が買えなくて困った人が大勢いましたが、なぜこのような米不足が起きたのでしょうか。
政府は米の消費が減っているとして、農家に生産量の削減を求めてきました。生産量は10年間で157万トンも減少し、稲作農家は116万戸から70万戸と4割も減りました。米を60㎏作るために16,000円かかるのに価格は13,000円で大幅な赤字です。時給に換算すると10円にしかなりません。これでは米農家の経営は成り立たず、後継者の確保もできません。
農家の生産を支える価格保障、所得補償を行うための農業予算の抜本的な拡充が必要です。食料需給率を向上させ、国民の食を守る政治に切り替えていきましょう。