新型コロナ感染禍における、災害時の避難所設営や運営について、実際にグッズを使って検証している黒砂公民館に中村市議と訪問し、黒砂地域防災会議の方のお話を伺わさせていただきました。
受付時の健康調査票や非接触の体温計、ゴミの捨て方の多言語化、プライバシーテント等の用品、隔離施設の必要性が語られました。
避難所には様々な工夫がされていて、緊急時にだれでも対応できるよう、わかりやすい表示がされています。
また、受付方法のマニュアル、ノートなどの必要資材が1つの衣装ケースに収納されていて、いつでも誰でも、そこから出して作業ができるようになっています。
コロナ感染禍では、隔離も必要なことを想定して、プライバシーテントに簡易の洋式ポータブルトイレを設置し、歩く際の専用スリッパ、トイレ用のスリッパの消毒対応など、きめ細かな対策がされていました。
通常の避難では、講堂に40人くらいは入れますが、2m間隔にすると10人しか入れないとのことでした。「真夜中に換気するのをどうするか」「自治会の役員の方は高齢者が多く、誰がお世話をするか」といった課題もあるというお話しでした。
新型コロナ感染禍のもとで、災害時の避難所のあり方について学ばせていただき、設備や運営方法について、抜本的な改善が必要だということを痛感しました。
また、この問題について、地域の方々が真剣に取り組んでいただいていることに、感謝の意を表したいと思います。
みなさんと一緒に、改善のため頑張っていきたいと思います。
お忙しい中、丁寧に対応していただいた、スタッフのみなさんありがとうございました。