4月8日、日本共産党千葉市議会議員団は、教育長あてに緊急の申し入れを行いました。
大阪・関西万博のテストラン(リハーサル)において、パビリオン内での火災の発生、グリーンワールド工区にて燃焼(爆発)濃度のメタンガスの検知による消防隊の出動など安全面が危惧される事態が続きました。
また、大規模な地震や津波への防災対策が不十分であること、熱中症のリスクも避けられないことなど来場者への適切な対応ができるのか不安があります。
このような状況のもと、千葉市では3校の中学校(緑区2校、若葉区1校)が万博への修学旅行を予定していることがわかりました。子どもの命最優先で、命の危険が伴う場所への修学旅行は見直しを検討すべきとして、以下3点を申し入れました。
- 大阪・関西万博を修学旅行の行先としている中学校に、生徒の安全確保最優先の観点から見直しを求めること。
- 大阪・関西万博を修学旅行先からどうしても外せないのであれば、学校の安全配慮義務を果たせるように万全の対策をとること。引率する教員の負担軽減対策をとること。
- 安全性への不安から修学旅行を欠席したり、万博会場に行かなかったりする生徒が出た場合、その生徒の学校生活、進学時の調査書で不利益が生じないようにすること。
当局からの回答
対応した教育部長は、
①「安全面に関して着目して指摘いただいたことは受け止め、学校に伝えていく。」
②「安全面についてどこで担保できるのか、業者とも確認をしていきたい。」
③「行先は中1の時から検討しているので、変更は難しいものと考える。」
④「欠席の問題についてはコロナ時同様しっかり対応したい。」等答えました。
私からはもし、災害が発生した場合子どもの安全を確保するために、引率の教員を増員してほしいと要望しましたが、困難であるとの回答でした。
船橋市では行先を変更した中学校もあります。安全が確保されて、中学校生活最大のイベントの修学旅行が楽しい思い出となるよう願います。